結局なかなか記事が書けずにいましたが、

そろそろフィラリア症予防の時期がきますのでお知らせします。

当院のある東京都は昨年2017年は5/14~10/27がフィラリア感染のリスクがあった期間だと報告されました。

この期間は毎日の平均気温から算出されるもので、
過去15年間のデータによれば、フィラリア感染終了時期は11月に入ってからだった年が多く、当院でも予防期間を6~12月と設定しおススメしています。

毎年の事ですので予防はされている方が多いですが、フィラリア症について知っている方は少ないように思うので少し解説します。

◎そもそもフィラリア症(犬糸状虫症)とは?

フィラリアとは蚊が媒介する糸状の寄生虫で、猫やフェレットにも感染しますが、とくに犬の体内で良く育つ虫です。

すでに感染している動物からフィラリアの子虫を吸血した蚊が、次に健康な動物を吸血する際に感染させます。

それが約半年かけて脱皮を繰り返し30cmほどの長さになり、犬の心臓や肺動脈に寄生することによって様々な症状を引き起こす病気をフィラリア症と呼びます。

◎症状は?

犬の場合、感染して半年はほぼ無症状で、感染した虫の数や、感染した犬の体格などで差があります。
●食欲、元気がない
●咳が出る
●お腹が膨らんできた
●尿に血液が混じる など

猫の場合、感染したフィラリアは猫の体内では十分に成長することができずに免疫力によって死ぬことが多いですが、それまでのうちにアレルギーなどを起こし、肺炎のような症状を示すことがわかっています。

MERIAL CLUB」さまサイトより引用
 

怖いフィラリア症は症状が出てしまうと健康な状態へと治すことが困難な病気です。

そこで症状が出てから治療するのではなく、
無症状で虫が小さいうちに虫下しでやっつけてしまおうというのがフィラリア症予防薬なのです。今のお薬はどの種類でもほぼ100%予防できます。

ノミやマダニが予防薬なので、フィラリアも予防といいますが実際にお薬の効果自体は駆虫薬であり、症状が出ることを防いでいるのでフィラリア症予防薬と呼ばれています。

そしてお薬をもらおうと病院へ来ると、検査をしましょうとおススメしています。
これはフィラリア成虫に感染していないかの検査です。
専用の検査キットを使用し、血液量はスポイト約1滴分とごく少量で、10分程で検査結果がわかります。

なぜオススメするかというと・・・

フィラリアも生きている虫なので、繁殖するんです。
心臓や肺動脈に寄生した成虫がオスメス揃うと子虫を産みます。
犬の体内にその子虫がいることを知らずに予防薬を飲ませた場合、一度に大量の子虫が駆虫され、その死んだ虫が血管に詰まり、ショック症状を起こし、最悪の場合は死に至ることもあるからです。

そんなことを起こさせないために事前の検査が必要なのです!

昨年の飲み残しがあるから・・・と検査よりも先に投薬するのも危険ですので絶対やめてくださいね!!

せっかくの病気予防ですから、適切なタイミングで安全に予防を始めましょう!
まだの方は6月上旬までには動物病院へ!!