作成日:2016年07月06日(水)01:57 | 参照数: 3271 | カテゴリ: ブログ コメント数: 0

特殊な歯の治療

今日は久しぶりに少し特殊な歯科の治療紹介をします!
 
変色歯・失活歯
歯の中身(歯髄)が死んでしまった状態
人でも転んでぶつけた際などになってしまうことがあるようですが、折れるほどは刺激が強くない外からの力により、内部の神経だけが損傷してしまった状態です。
 
特に大型犬に多く、キバ(犬歯)と前歯によく発生する印象があります。
 
おそらく大きく硬いものを噛んでいたり、ケージの柵をかじっていたり、他の犬とじゃれあっているときにぶつかったりすることが原因で、刺激を受けた後から数日かけて徐々に歯の色が変色(赤からグレー)してきてしまいます
神経の炎症が軽度であれば治まってくるものもありますが、
変色がどんどん進むものや色が黒っぽくなっていく歯は失活してしまったと考えた方がよいと思いますfrown
 
失活した歯は放置しておくと根っこにまで炎症が波及し、
最終的に根尖病巣を作ってしまうと治療として抜歯をしなければならなくなります
 
前歯であれば影響が少なくすむことや抜歯が容易なことがあり、そのまま様子を見ることが多いですが、
犬歯の場合は根尖病巣による顎の骨への影響や、抜歯するとしてもかなり困難で負担の大きな処置になります
 
すでに神経が死んでしまったものは元に戻すことが出来ません。
そこで失活してしまった歯は、死んでしまった神経を取り除き、根っこの病気までいかせないことが重要になります
全身麻酔は必要ですが、抜歯よりも体への侵襲性(負担)は少なくできるこの歯髄治療。
もし色が変になっている歯を見つけた場合は、かかりつけの先生に言われたとしても、そのまま様子を見ていたり、無理やり抜歯をしたりせず、まずはご相談ください!!