作成日:2016年03月05日(土)11:36 | 参照数: 3468 | カテゴリ: ブログ コメント数: 0

お腹の中の腫瘤

※文章内に手術中の写真がありますので、血などが苦手な方はご注意ください!

今日はある患者さんのお話をしようと思います。

病院へは
「嘔吐と下痢でなんだか元気がなく、調子が悪そうだ」ということでワンちゃんが来院されました。

嘔吐や下痢は日常的によく遭遇する症状ですので、寒さなどによる環境のストレスや、オヤツの与えすぎなどの消化不良なんかかなと予想しながら診察を開始しました。

問診を取りながら診察していると、お腹の中に小さなゆで卵ぐらいの何かカタマリが触れました。
超音波検査の結果、腫瘤であることを確認し、
レントゲンで転移がないのも確認し、
試験開腹手術をし、お腹をあけてみると…

※以下手術写真があります。




脾臓という所に腫瘤がありました。
切除を行わないとドンドン大きくなり破裂してしまう恐れがありますので摘出しました。

あまり体調には影響しない部分ですが、やはりお腹の中に大きなカタマリがあると気分が悪くなるのか、手術後はすっかり体調もよくなり1日入院して退院!
病理検査も良性の腫瘤とのことだったので、手術で完治ということになりました!

まだ7歳でシニア期に入る時だったので、これからも元気に沢山飼主様との時間を過ごしてほしいと思います。

シニア期に入るワンちゃんネコちゃんは、健康診断を行う際は血液検査と共に超音波検査なども行うと病気の早期発見になるでしょう

見た目はいつまで経っても可愛らしくて歳を取らなくて羨ましいですが、人の約7倍歳をとるということを忘れずに過ごしましょう